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可視光通信コンソーシアム(VLCC)   
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【趣意書】


■コンソーシアムの名称:

"可視光通信コンソーシアム"


■概要および目的:

我々は日常の行動や判断を視覚に依存して行うことが多い。目に見えることは大きな価値をもつものが多く、それを助けるインフラが整備されている。例えば、オフィスや家の中や道路上の照明であり、交通信号機や広告用電光掲示、ディスプレー、電子機器の表示などの可視光インフラである。このようなどこでもありふれたインフラに大きな革命が起ころうとしている。それは電力効率が高く、寿命が長く、しかも色も可変なLED(Light Emitting Diode)などの可視光素子による革命である。さらに、新しい可視光素子のもう一つの特性を見逃してはいけない。それは高速に点滅する能力である。可視光よりもやや波長の長い赤外線をもちいた高速通信はすでに広く利用されている。情報の伝送にとってインフラ整備は大きな意味を持つ。どこにでもあり、かつ有利な条件、例えば、室内で高い位置に広い面積に設備されていて、身近な電子機器にもあるなどの可視光の送光システム、さらにデジタルカメラ、携帯に装置されたカメラなどの可視光を受光するシステムも普及している。こうした可視光素子を高速に点滅させ、先に述べた受光システムを含めて何らかの方法で受光すれば、一つのインフラを多機能に展開でき、ユビキタスで、光本来の高速に情報伝送可能であり、人体や電子機器にも安全な特性を存分に発揮できる可視光通信の普及の可能性は大きい。

本コンソーシアムの目的は、上述のように可視光素子を、照明、信号機、電光掲示、表示などに利用しつつ、可視光の波動性を通信にも利用することで、日本発の高速、安全でユビキタスなこの通信システムを研究、開発、企画、標準化、普及させることである。


■用途:

現在考えられている用途としては、(1)照明光の利用、(2)ユビキタス可視光表示の利用、(3)ITS(Intelligent Transport Systems)における表示や照明の利用である。
可視光は我々の生活に溶け込んでおり、さらに多様な用途が考えられるが、代表的なこれらを以下に順次説明する。

(1)照明は広くオフィスや家、工場などに利用され、そこに通信機能を持ち込むことで、赤外線通信にありがちな、陰の出やすい通信を避けることができ、さらに、赤外線よりも豊富な光量、広い送光面積からくる高速性を追求できる。また、電波利用のような周波数制限から来る伝送速度制限や他のユーザーからの干渉もなく、しかも人体や電子機器にやさしい無線通信が照明光通信である。

(2)可視光素子は電光掲示、電子表示、ディスプレー、信号機、非常灯などに広範囲に利用用途が広がりつつある。こうした装置の本来の機能にさらに情報伝送の機能を追加することで、その装置の説明や、その周辺の情報などを効率よく伝送できて、ユビキタス情報伝送が可能になるのがユビキタス可視光表示通信である。

(3)交通の安全、快適性を追求する情報システムであり、交通には信号機や車輌の表示、照明にLEDなどの可視光素子が広く利用されようとしている。こうした機能に情報伝送機能を入れることで、ITSのより一層の発展が望める通信がITS可視光通信である。


■可視光通信技術のこれまでと今後:

可視光よりも波長の長い赤外線の光源を変調させてデータを送信する方法は、リモコンやIrDA、赤外線ワイヤレスLAN、さらにはビル間通信などですでに実用化されているが、可視光光源を通信に利用することは最近まで行われなかった。1990年代に白色LEDが開発され、それを照明光源として使う研究が盛んになってきたが、実際に可視光光源を通信に利用する研究が行われるようになったのは1990年代後半に入ってからである。慶應義塾大学理工学部中川・春山研究室では、交通信号機の光からデータを送信する方法、電気スタンドからPDAに情報を送る強いセキュリティーの通信方法、3原色の通信、宇宙船内の照明光通信、などの可視光通信の研究が行われてきた。交通信号機を用いた通信の研究は香港大学などでも行われている。学会活動としては、2001年6月に電子情報通信学会可視光空間通信研究会が設立され慶應義塾大学の中川正雄教授を会長として研究会を開催している。
今後、高効率発光素子を用いた室内照明、屋外照明、交通信号機、自動車のランプなどの市場規模が急速に拡大するのは明らかであり、それを利用した可視光通信は広く普及していくと思われる。このように明るい未来が予測される可視光通信を普及させるためには、"可視光通信コンソーシアム"を設立しその活動を通じて産業として育てていかなければならない。

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